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JAL、初の787-9リブレット施行、国際線投入へ
JAXA、オーウエルと検証、CO2削減に貢献
日本航空(JAL)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、オーウエル(大阪市西淀川区、川戸康晴社長)は1月10日、世界で初めて787-9型機(JA868J)機体胴体部の大部分にリブレット形状の塗膜を施すとともに、国際線として運航すると発表した。同機材の就航は1月中旬を予定している。
三者では、航空機の脱炭素化の一環として、オーウエルが改良してきたPaint-to-Paint Methodによって機体外板へリブレット形状塗膜を施し、耐久性や燃費改善効果を検証してきたところ。今回施工した機体では、巡航時の抵抗低減率が0.24%となり、これにより年間約119トンの燃料消費量削減と約381トンのCO2排出削減が期待できる。これを木に換算すると、杉の木約2万7000本の年間CO2吸収量に相当するという。
※写真=リブレット施行中の787-9と、その施工後の機体(提供:JAL/JAXA/オーウエル)
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