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2025.01.15

WING

ボーイング、2024年民間機納入数はわずか348機

 品質問題でFAA監視、サプライチェーン問題も影響
 
 ボーイングが1月14日(アーリントン現地時間)に発表した民間航空機部門における顧客に対する納入数は、348機に留まった。既報の通り、エアバスの納入数は766機となっており、大きく水をあけられたかたちだ。
 昨年1月5日に飛行中のアラスカ航空機の非常扉が吹き飛ぶという事故の発生を受け、米連邦航空局(FAA)によるボーイングの監視の目が厳しくなった。ボーイングを巡っては、737MAXの2件の墜落事故、787品質問題など、品質に関連したトラブルが相次いでおり、規制当局としても工場内部に入り込んで監視の目を強めており、抜き打ち監査なども実施しているところ。