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2025.01.17

WING

トキエア、中部空港に格納庫など整備体制強化

 全便運休の再発防止策示す、21日には全便再開

 

 トキエアの長谷川政樹社長ら幹部が1月15日にオンラインで記者会見を開き、保有する全2機がいずれも機材トラブルで全便運休となったことを謝罪した。トキエアを巡っては、機材トラブルの影響で昨年12月16日~18日の3日間、今年1月7日~14日の8日間、計11日間に亘って全便運休という事態が発生。約3500名の旅客に影響が発生した。
 この記者会見のなかでトキエアは、今後の再発防止策として就航地である中部国際空港の格納庫を活用して整備体制を整えることのほか、交換が必要となる部品の予測精度を高めていく考えを明かした。
 中部空港の格納庫活用については、岡山航空が保有している格納庫スロットを借りる方向で調整を進めているとのこと。いつ頃から借用することができるかは、現時点で決定していない。中部空港の格納庫にトキエアは1機を格納可能なスペースを確保し、計画した日に整備作業が実施することができる体制を整える方針だ。この格納庫では、週1回ほど実施するエンジン洗浄作業を実施することも視野に入れるという。

 

※写真=12月15日から立て続けに機材トラブルに見舞われたトキエア。1号機の復帰で全便運休状態は解消し、2号機の復帰の目途も立ってきた(提供:トキエア)

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