中谷大臣、訪日の東部戦区代表団へ深刻な懸念伝達

　日本側の訪問は時期など未定、認識深まることを期待

　中谷元防衛大臣は1月17日の閣議後会見で、中国人民解放軍の東部戦区代表団6名の来日について触れ、代表団との懇談では、日本側から中国による日本周辺海空域での軍事活動の活発化などに対する深刻な懸念を改めて伝達し、その上で日中防衛当局間で率直な議論と意思疎通を重ねていく重要性について確認した。
　この訪問は、昨年11月の日中防衛相会談で重要性が示された部隊間交流の再開を含む防衛当局間対話を踏まえたもの。訪日した代表団は、13日から17日まで自衛隊中央病院、海上自衛隊舞鶴基地へ訪問したほか、防衛省幹部と懇談を行った。防衛省として日本側の深刻な懸念を含めて指揮官レベルによる率直な対話と意思疎通を行っていくことが意義のあることだとした。