与那国と台湾間を推定中国機が2機通過

　1機は推定無人機、東シナ海から太平洋へ

　統合幕僚監部は1月22日、与那国島と台湾間の空域を異なる推定中国機2機が同様の経路で通過したことを発表した。推定中国機2機のうち、1機は無人機で、どちらも同日午後に東シナ海から飛来して台湾との間の空域を南下して太平洋へ向かった。
　この2つの推定中国機による領空接近事案を受け、航空自衛隊では南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させるなどして対応した。最近では、台湾との間の海域を中国機が通過するケースが増えており、南西地域の安全保障環境がますます厳しさを増している。自衛隊・防衛省では、日本周辺の警戒強化に努めている。

※図＝推定中国無人機の航跡図。もう1機の推定中国機も同様のルートを飛行した（提供：統合幕僚監部）