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ソフトウェア開発遅れでF-35A納入も遅延
3機のA型、配置予定を三沢から小松に変更へ
内倉浩昭航空幕僚長は1月23日の会見で、F-35シリーズの24年度納入がB型に続き、A型も遅れることについて説明した。この納入遅れの理由はソフトウエア開発が遅れているためで、「24年度に納入予定だった3機のF-35Aについても、F-35Bと同様に米側から納入の遅延が通知されている」と述べた。
この3機のF-35Aは、年度内に三沢基地へ配備する予定だったが、25年度の納入後には小松基地へ配備することになる。これは「三沢基地における運用状況を踏まえ、小松基地における防空体制の速やかな強化を図るため、基地を変更する」とのこと。小松基地にはすでに2個のF-15飛行隊があり、この2個隊で十分な防空体制を維持している。新たに導入する3機のF-35Aは、2個飛行隊に加えて小松基地へ配備するものであり、防空体制への影響はないとしている。