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DLRのA320実験機、ユーロファイター機首搭載
AESA-MK1レーダーの開発スピードアップ
ドイツ航空宇宙センター(DLR)の飛行実験機「A320 ATRA」(Advanced Technology Research Aircraft:先進技術研究航空機)が、去る1月21日(現地時間)に初飛行した。同機はA320を改造した機体で、その機首には「ユーロファイター」の機首を搭載した。個の機首部は、ドイツマンヒングにあるエアバスのエンジニアたちが組み立てたものだ。
エアバスのEスキャンレーダープロジェクトマネージャーのトーマス・ヒルシュ氏は「我々はユーロファイターに搭載する新型レーダーをテストし、それを完成させるために、DLRおよびドイツ軍と緊密に協力している」と説明。「ATRA」に、「AESA-MK1レーダー」(アクティブ電子スキャンアレイ)を格納するためのノーズセクションを搭載した。