レオナルド、サウジアラビアと航空宇宙・防衛分野で協力拡大

　昨年締結の覚書を深化、戦闘機・ヘリなど産業協力推進

　レオナルドは1月26日（現地時間）、同日開催されたイタリア・サウジアラビアの2国間会談において、サウジアラビア王国投資省（MISA）、同王国軍事産業総局（GAMI）、レオナルドの3者により、航空宇宙・防衛分野での協力を拡大するべく、さまざまな投資・協力機会を協議・開発・評価するための覚書（MoU）を締結した。
　今回締結した覚書についてレオナルドは、2024年初頭に締結した覚書を活用したものだと説明。機体MRO、電子戦システムとレーダーのローカリゼーション、ヘリコプターの組み立て、戦闘機およびクロスドメイン統合分野への重点、産業化プロセスと人材開発、サウジアラビアのサプライチェーン、地域とグローバルバリューチェーンにおけるレオナルドおよびサウジ洗い場の役割など、複数分野にまたがる協力分野を検討・検討したものだとした。その上で、昨年に交わした覚書の下、さまざまな成果が生まれたとし、今回あらたに締結した覚書は、戦闘機とヘリコプターの分野での産業協力のさらなる拡大への道を開くとの見方を示した。
　レオナルドは過去数十年にわたり、ヘリコプター、電子システムとセンサー、海上防衛とサイバー能力を含むプラットフォームを供給するなど、サウジアラビアの防衛・安全保障に貢献してきた実績を有している。今後同社が専用本社を置くサウジアラビアでの活動をさらに強化するとしており、今回の新たな覚書締結は、そのための重要なステップになるとした。

※写真＝レオナルドがサウジアラビアと航空宇宙・防衛産業協力拡大で新たな覚書