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2019.01.22

ウイングトラベル

2018年の国際観光客数、6%増の14億人に

UNWTO、2年前倒し、19年は3〜4%成長予測

 国連世界観光機関(UNWTO)によると、2018年(1〜12月)の国際観光到着客数は前年比6%増の14億人に達した。2010年に発表されたUNWTOの長期予測では、2020年に14億人に達すると予想していたが、近年の国際観光客数の急激な増加により2年前倒しで14億人に達した。
 国際観光客の到着客数をエリア別にみると、中東(10%増)、アフリカ(7%増)、アジア太平洋(6%増)、ヨーロッパ(6%増)が全体の成長を牽引した。南北アメリカ(3%)は、世界平均の伸び率を下回った。
 UNWTOのズラブ・ポロリカシュヴィリ事務局長は、「近年のツーリズム産業の成長は、この分野が今日の経済成長と発展において、最も強力な推進力の一つであることを証明している」と強調した。その上で、「ツーリズムを持続可能な方法で成長させ、その恩恵を全ての国や地域社会に還元し、雇用を生みだし、誰も取り残さないこと。これがUNWTOが2019年を教育や雇用創出に焦点を合わせている理由だ」と付け加えた。