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日米合同委員会、計5件の施設提供・共同利用合意
普天間で補修格納庫扉、牧港で返還条件の柵整備
日米合同委員会はこのほど、米側への施設提供および共同訓練による米軍の陸自施設利用など、合計5件について合意した。米側への施設提供のうち、沖縄県の普天間飛行場では補修した格納庫の扉を提供し、牧港補給地区では一部返還の条件として保安柵を提供する。米軍による施設利用は、フォレストライト02実施のためのもの。訓練期間中に明野駐屯地および今津饗庭野中演習場の建物の一部を共同使用する。
施設提供事案のうち、普天間飛行場の格納庫扉は、日米間で補修工事の実施についてすでに合意が成され、工事を行ってきたもの。このほど補修が完了したことで、委員会が米側への提供に合意した。同格納庫は、同飛行場のほぼ中央に位置する。
牧港補給地区では、施設との境界保安柵を米側へ提供する。これは、2013(平成25)年7月に委員会で一部土地の返還を承認したことに伴うもの。保安柵設置が土地返還の条件とされ、このほど提供することを認めた。
※図1=普天間飛行場の格納庫扉の概略図(提供:防衛省)
※図2=牧港補給地区の一部返還の条件として提供する境界保安柵(提供:防衛省)