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成田12月、外国人が過去最高の200万人超え
11ヵ月連続で更新、国際旅客は94%まで回復
成田国際空港会社(NAA)は1月30日、成田空港の2024年12月の運用状況について、国際線の外国人旅客が単月として初めて200万人を突破したことを発表した。クリスマスや、年末年始の時期に合わせた旅行需要の高まりによって過去最高を更新したと分析。インバウンドの勢いはうなぎ上りで、昨年2月から11ヵ月連続で月の最高値を更新した。
12月の旅客数は全体で351万3976人、前年同月比が14%増であり、コロナ禍前の2019年同月比が6%減となった。コロナ禍前の数字を下回ったものの、12月としては3番目に高い水準であった。そのうち国際線旅客は292万8942人で、前年比が20%増、19年比が6%減になり、12月として2番目に高い水準となった。前述のとおり、特に外国人旅客は過去最高となる205万56人で、前年比24%増、19年比31%増とコロナ禍前の水準をも大幅に上回った。一方の日本人は69万436人であり、前年比が20%増、19年比が42%減で、これまで緩やかに伸びており、6割近くまで回復を見せた。また通過客については18万8450人で、前年比14%減、19年比が6%減となった。