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アークエッジ、「ONGLAISAT」が世界最高水準の地上分解能
台湾宇宙センター・東大と共同開発の6U衛星
アークエッジ・スペースは、台湾宇宙センター(TASA)、東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻中須賀・船瀬・五十里研究室と共同で開発した6U級地球観測用衛星「ONGLAISAT」(読み方:オンライサット)が、設定された目標を達成し、キューブサットにおいて世界最高レベルの地上分解能(2.5~3.0m)の撮像に成功したことを発表した。
この「ONGLAISAT」は、TASAが実施する6U超小型衛星短期実証事業「6U Fast Validation Cubesat」の一環として、TASAが開発した光学観測装置を軌道上実証するための超小型衛星。アークエッジ・スペースと東京大学が共同開発した高精度な姿勢制御技術を適用した衛星バスが用いられた。
昨年12月10日に、アークエッジ・スペースが保有する牧之原地上局(静岡県牧之原市)との試験電波による通信確立に成功し、約2カ月間にわたる軌道上実証を実施。同衛星が搭載する地球観測用光学システムに関する全てのミッション目標を達成したという。