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★KNT-CT第3四半期決算、売上高増収も減益

海外・訪日好調も公務受託事業の減少が影響
KNT-CTホールディングスの第3四半期(2024年4-12月)売上高は前年同期比8.3%増の2145億7000万円と増収となったが、営業利益は17.0%減の53億5900万円、経常利益は14.4%減の58億5200万円、四半期純利益は5.3%減の55億5000万円と減益の増収減益決算となった。売上高の増加は海外旅行の好調が寄与したが、公務受託事業の減少や人的資本への投資が営業利益を押し下げた。
売上高の増加は、主に海外旅行の取扱いが好調に推移したことが要因。特にクラブツーリズムの添乗員同行ツアーでは、スペイン・ポルトガルやエジプト、カナダなどの旅行が好評を博した。また、訪日旅行では、香港・台湾からの紅葉観賞ツアーが人気を集め、オンラインサイトでの販売も好調だった。さらに、2025年に開催される「大阪・関西万博」や沖縄北部の新テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA」の開業に向け、関連ツアーの販売を強化している。