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2025.02.18

ウイングトラベル

★楽天トラベル国内宿泊流通総額、コロナ前1.5倍

 訪日需要拡大寄与、グループ5期ぶりに営業黒字

 

 楽天グループの2024年12月通期決算は、売上収益が前年同期比10.0%増の2兆2792億円と過去最高、営業利益は529億円で、楽天モバイルの成長などにより前年同期の営業損失2128億円から5期ぶりに営業黒字を計上した。最終損益は繰延税金資産を取り崩したことで1624億円の損失となり、6年連続の最終赤字を計上した。
 インターネットサービスの売上収益が5.8%増の1兆3000億円、営業利益は29.8%増の851億円と好調だった。とくに、楽天トラベルの国内宿泊流通総額はコロナ前の2019年比で44.5%増と約1.5倍に拡大した。楽天トラベルでは、「顧客の利便性や満足度の向上を追求した各種施策に加え、引き続き好調なインバウンド需要の取り込みにより、流通総額が拡大した」としている。

 

※写真=オンラインで2024年12月期決算を説明する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長