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2025.02.20

WING

エアバス、英国防省から2基の「Oberon」衛星受注

 2027年打ち上げ、昼夜・全天候型のISR能力確保

 

 エアバスは、英国国防省(MOD)から昼夜・全天候型のISR(情報・監視・偵察)能力を備えた2基の合成開口レーダー(SAR)衛星、「Oberon」衛星の契約を受注した。同衛星は2027年に打ち上げる予定だ。
 エアバスによれば、2基の「Oberon」衛星は、アクティブで高解像度のSAR能力をゆすることで、英国および同盟軍により大きな作戦能力を提供することができるとの見方を示した。
 エアバスは400kg級の同衛星に革新技術を適用するべく、英国内の中小企業と協力してきた。同衛星のアンテナは、オックスフォード・スペース・システムズが供給する。オックスフォード・スペース・システムズは、打ち上げ時には非常に小さく収納され、軌道に上がると形を変えて展開するカーボンファイバーのアンテナ構造を開発した。さらにラップリブデザインは、地表の地図作成に使用されるレーダーパルスの送受信を行うという。

 

※画像=エアバスが英国防省からOberon衛星の設計・製造を受注した(提供:エアバス)

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