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防衛省、ASEAN招へいHA/DRプログラム
ASEAN10か国参加、開かれたインド太平洋実現へ
防衛省・自衛隊は1月28日~2月1日まで、ASEAN全加盟国およびASEAN事務局を招へいして、「HA/DRに関する第2回日ASEAN招へいプログラム」を実施する。ASEAN各国の佐官級参加者が大規模災害時の多国間協力セミナー、机上訓練、部隊視察などを行って、地域の災害対処能力向上、相互理解・人的ネットワークの構築を図る。
この取り組みは、自由で開かれたインド太平洋の実現のため、日ASEAN防衛協力指針となっている「ビエンチャン・ビジョン」に基づくもの。防衛研究所や相馬原駐屯地などで実施するとして、陸自の第12 旅団を視察する。机上訓練では、日本が域外国として作成をリードし、支援国の軍隊が参加する場合に適用される標準手順書の第6項を実施して、その普及に努める。
具体的に参加する国はASEAN10ヵ国のブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムと、ASEAN事務局の14名。防衛省からは、内局、統幕、陸幕、陸自から約15名が参加する。