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2018.04.12

WING

JAL、CAにヘッドセットデバイス装着実験

ソニーモバイルが協力、コミュニケーション改善期待

 日本航空(JAL)は4月下旬から、ソニーモバイルコミュニケーションズ(ソニーモバイル)の協力により、スマートデバイスを活用した実証実験を開始する。機内の客室乗務員同士のコミュニケーションツールとして、ヘッドセット型のスマートデバイスを装着して、業務改善および効率化を図る。
 このたびJALが行う実証実験は、国内航空会社としては初の試み。客室乗務員が装着するのは、ソニーモバイルのワイヤレスオープンイヤーステレオヘッドセット「Xperia Ear Duo」で、グループチャット機能によって乗務員同士の情報共有を瞬時に行うことができる。通常、乗務員同士のコミュニケーションは、固定インターフォンの使用、あるいは直接口頭で個々に行っているが、ヘッドセット型のデバイスによって、作業を中断する必要がなくなるなど、業務効率の改善が期待される。
 また、同製品は機内サービス時でも、作業性や美観を損なうことがないことも特徴の1つ。通信にはヘッドセットとワイヤレス接続したスマートフォンを使用し、ソニーモバイルが提供する客室乗務員線用ソフトウエアを使用する。JALでは、将来的に業務に必要な情報提供などIT技術によって、一層のサービスの進化を目指す。

※写真=CAがソニーモバイルのXperia Ear Duoを装着。作業性や美観を損なわないデザイン