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2025.02.27

ウイングトラベル

★JTB、ドローンによる無人空撮サービス「SKYPIX」開始

 JAL、fly社と連携、27年までに全都道府県導入へ

 

 JTBは、ドローン撮影や映像制作を手掛けるflyと日本航空(JAL)との共同で、ドローンによる無人空撮サービス「SKYPIX」の提供を開始すと発表した。観光地でドローンによる自動無人空撮とAIによる動画自動編集サービスを同時に受けられるサービスは日本初の試みとなる。同サービスは、香川県小豆島寒霞渓にて3月1日~5月6日にかけてサービスの実証運用を行った上で、8月1日から正式にサービスを開始する。JTBはSKYPIXを地域の観光魅力向上につながるソリューションとして提案。2027年までに国内47都道府県への導入を目指す。さらに将来的には海外展開も視野に入れて取り組む。

 

 小豆島の寒霞渓からサービスを開始
 通常では見られない景色の画像を短時間で提供

 

 新たにスタートするSKYPIXは通常では見ることができない空からの視点でだれでも気軽に動画撮影や視聴を楽しむことができるサービス。観光地に設置されたQRコードを読み込み、専用サイトで申込みと決算を行うと、天候や安全上の確認が行われた後、ドローンによる空撮が開始される。
 1~2分の撮影後すぐにAIによる動画自動作成が実施され、10分~30分程度でメールを通じて動画を受け取ることができる。また、あらかじめプログラムされた撮影方法で行われるため、利用者は初めてでも戸惑うことなく撮影に参加でき、面倒な編集作業をすることなく美しい動画を手にすることができる。
 また、季節ごとに移ろいを見せる観光地の魅力に対応してドローンが飛行ルートを変更。これにより季節ごとで異なる趣の写真や動画を撮影することが可能となっている。

 

※写真=記者会見でデモンストレーションを行ったアイドルグループ「CANDY TUNE(キャンディーチューン)」に囲まれて記念撮影に応じる関係者。中央がflyの船津宏樹CEO、その右がJTBの森口浩紀常務執行役員エリアソリューション事業部長、左は日本航空の宮坂久美子常務執行役員西日本支社長