WING
2024年の航空事故率、100万飛行あたり1.13便

88万便あたり1回、5年平均を下回るも23年より悪化
ここのところ、航空機事故の発生に関するニュースが増加している。航空機事故は何故か連鎖的に発生するとも言われることもあるが、果たして昨今の航空事故発生に関するデータはどうか―――。国際航空運送協会(IATA)は2月26日(ジュネーブ現地時間)、2024年の年次安全報告書を発表した。それによれば、100万便あたりの事故発生率は1.13便となり、88万便あたり1回の事故が発生している計算となった。
過去5年間の平均では100万便あたりの事故発生率は1.25であり、昨年1年間の事故率は5年平均を下回った。ただ、2023年には1.09という記録的な数字を叩き出しており、2023年の事故率と比較すると、安全性に関するパフォーマンスはやや低下したかたちだ。
※写真=2023年に比べると昨年の事故発生率は上昇したが、それでも5年平均を下回った
お試し価格で全文公開中