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NAA田村社長、周辺地域のゾーニングで企業誘致
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特区設定で地域にインセンティブ、地域とともに発展
成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は2月27日の会見で、新しい成田空港構想にも示した空港周辺地域とともに発展を目指すエアポートシティ構想について、空港隣接地に「例えば、自由貿易特区のようなインセンティブを与えることは企業誘致の進め方の一つ」だと述べて、地域と共に特区の設置を求めて誘致を図っていく考えを示した。その際に重要になるのが地域ごとのゾーニング。「地域ごとに集積する産業や機能などを決めることで各産業の効果を高めつつ、開発していくことを目指すべき」だと説明した。
NAAと地域が成田空港周辺で目指すエアポートシティの実現には、航空分野と相性のよい分野の企業をいかに多く誘致できるかにかかっている。単に空港との距離が近いだけでなく、国家戦略特区として活動しやすい環境を整えることで、空港周辺地域を一大産業都市へと変えていきたい考え。そのためにも、まずはゾーニングの計画を進めていく考えだ。
※写真=NAAの田村社長
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