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ダイモン、超小型月面ローバー「YAOKI」が月に向け出発
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月着陸後、約5日で月面に放出、探査開始へ
宇宙スタートアップのダイモンは2月27日午前9時16分頃(日本時間)、同社が開発を進めている小型月面探査ローバー「YAOKI」が、スペースXの「ファルコン9」ロケットに搭載されたIntuitive Machiness社製の月着陸船「Nova-C」(通称:アテナ)に格納され、ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。」なお「YAOKI」は一路、月へと向かっており、約7日後の3月6日頃に月に到着する予定。月到着後、約5日後に「YAOKI」は月面に放出される計画だ。
「YAOKI」は15センチ×15センチ×10センチの超小型月面探査ローバー。その重量はわずか498グラムで、電源は一次バッテリーを使用。想定稼働時間は6時間程度を見込む。次号機以降、太陽電池パネルを搭載することなどを検討中だ。
東京ドームシティにある宇宙体感施設「Space Travelium TeNQ」で行われたイベントで打ち上げを見守ったダイモンの中島紳一郎最高経営責任者(CEO)兼最高技術責任者(CTO)は「もちろん、今日はホッとしたところはある」と打ち上げ成功を喜びつつ、「これから着陸が約8日後、着陸してから約5日後に探査開始を予定しており、そこからが本番」と話すなど、気を引き締めた。
※写真=超小型月面ローバー「YAOKI」。月に向けて出発した
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