★24年の訪日クルーズ旅客数は143万8000人に

　前年比4倍の伸び、ピーク時の57%まで回復

　国土交通省はこのほど2024年の訪日クルーズ旅客数が143万8000人、日本国内港湾クルーズ船寄港回数が2479回となったと発表した。訪日クルーズ旅客数は、前年比約4倍となり、コロナ前で最も人数が多かった2017年の約57%まで回復している。国別にみると、日本発クルーズによる訪日クルーズ旅客数は15万9000人と過去最高を記録した一方で、コロナ前には訪日クルーズ旅客数全体の8割強を占めていた中国発クルーズはピーク時の約44%の95万1000人にとどまり、回復が遅れている。今後、政府が観光立国推進基本計画で掲げた2025年訪日クルーズ旅客数250万人の達成に向けて、中国発クルーズ等の本格回復を推進するとともに日本発クルーズの開拓など新しい取組み強化なども期待される。
　日本国内港湾クルーズ船寄港回数については前年比約1.3倍の2479回となり、コロナ前ピーク水準（2017年）の約85%まで回復している。

※グラフ＝訪日クルーズ旅客数の年別推移（国土交通省発表資料より）