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ZIP、初の米南部進出、成田-ヒューストン線を開設

西田社長「成長著しいテキサスに航路持ち成長加速」
日本航空(JAL)傘下で中長距離LCC事業を担うZIPAIR Tokyo(ZIPAIR)は3月4日、成田-ヒューストン線を開設した。週4往復便を運航する。この路線は往復で28時間を要する同航空、そして本邦LCCとして最長路線だ。運賃は7歳以上で5万5250円~。運航初便となったZG16便には、旅客129名が搭乗。9時53分に出発し、10時11分に一路、成田空港からヒューストンへ向けて飛び立った。
ヒューストン線はZIPAIRの北米路線としては5路線目で、「今、米国でもとくに人口・経済の発展が著しく、主要な産業が集積するテキサス州への航路を開通することで、さらなる成長につなげる」(ZIPAIR 西田真吾社長)狙いだ。
ZIPAIRは同日、成田空港第1ターミナルで就航記念式典を開催した。冒頭のあいさつで西田社長は、「ヒューストンはエネルギーやIT、航空・宇宙産業が集積し、日本企業も数多く進出している」と強調。加えて、「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港は、米国国内線が充実しているが、国際線、とくに中南米のネットワークも充実している空港だ」とコメント。「日本から米国、米国から先への渡航需要なども見込まれる」と期待寄せた。
※この記事の概要
・出足好調、向こう一週間は「完売」
往復28時間、自信付けて「次は米国東海岸へ」
・ 「もうワンサイズ大きな飛行機を」
機材増加で新都市開拓やデイリー化も など