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2025.03.11

WING

東京理大、有翼宇宙往還機実現向けた道筋

 進む研究開発、実験機製造・地上試験も着手

 東京理科大学のスペースシステム創造研究センターは、去る3月6日に開いた第6回宇宙シンポジウムにおいて、東京理科大学発スタートアップのSAPCE WALKER(スペースウォーカー)と共同で研究開発を進めているスペースプレーンについて、同ユニットの研究成果と今後の展望に関する報告を行った。
 スペースウォーカーが商業化することを目指す無重力実験や小型衛星の打ち上げを想定したサブオービタル機「風神」「雷神」のベースとなる有翼ロケット実験機は、すでに機体の製造や地上試験に着手しており、「2026年度中の飛行実験を予定」(藤川貴弘ユニット長)する。地上から宇宙に打ち上げられたあと、再び地上へ戻る「サブオービタル機」については、「産官学と連携し、昨年7月に詳細設計を始めた」と説明した。