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2025.03.11

WING

関西エアポート、大阪府と災害時医療搬送で協定

 関空・伊丹でSCU展開スペース提供

 関西エアポートは3月10日、大阪府との間で、災害時の航空機による医療搬送に伴う空港施設等の使用に関する協定書を締結したことを発表した。
 同協定は、国内で大規模な災害が発生した際、航空医療搬送拠点臨時医療施設(SCU:Staging Care Unit)を展開するために必要なスペースを関西空港と伊丹空港で提供、災害時の対応力を向上することを目的としたもの。
 SCUは大規模災害が発生した場合、傷病者を根本治療が行える被災地外の災害拠点病院等に広域医療搬送するために設置される臨時医療施設だ。これにより、航空機の近くで傷病者のトリアージや処置などを行い、被災地外の医療機関へ航空搬送ができるようにし、災害時の医療救護体制が一層強化される。

※写真=関西エアポートと大阪府が関空と伊丹空港に災害時のSCU展開で協定(提供:関西エアポート)