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2025.03.14

ウイングトラベル

★JTB、持続可能性とそれを支える人財づくりに一層注力

 「交流創造企業」推進の大きな基盤に

 

 JTBは3月13日にメディア各社との懇談会を開催し、同社が推進しているサステナビリティとDEIB(多様性を活かした新たな価値創出)に関する取り組みについて紹介した。JTBは「交流創造事業」を推進していく上でサステナビリティとDEIBは重要な基盤であるとしており、サステナビリティに関しては自社での取り組みとあわせてパートナー企業との共創拡大に一段と力を入れていく。また、DEIBに関しては「組織開発支援」「ワークスタイル変革推進」「キャリア開発支援」「障害者雇用と活躍支援」「ジェンダー平等」という5つの活動軸を掲げ、相互に連携しながら取り組みをさらに強化していくとした。

 

 山北社長「企業の発展に必要不可欠な要素」
 パートナーとの共感得ながら丁寧に推進

 

 JTBは自らが展開する「交流創造事業」について、デジタル基盤の上に人の力を生かし、地域や組織の価値を共創し、人流や情報流、物流を生み出すことで、人と人、人と地域、人と組織の出会いと共感をサステナブルに作り続けること」と定義し、取り組みを進めているところだ。ここを目指していく上でDEIBの推進とサステナブルの実行という2つの視点にイノベーションを起こしていくことが必要であると位置づけ取り組みを進めているところだ。
 サステナビリティとDEIBの重要性について懇談会に出席したJTBの山北栄二郎代表取締役社長は「われわれの産業を発展させていくために不可欠な要素である。そうした中で、持続可能性に向けた取り組みとそれを支える人財づくりに一層力を入れていきたい」と強調した。
 加えて山北社長は「われわれのビジネスは旅行商品の造成を始めとして、単独で完結することができるものは多くはない。そうした中でパートナーの存在は非常に重要である。サステナビリティやDEIBについても、われわれの考えに共感してもらえるパートナーとともに丁寧に取り組んでいきたい」と述べ、同社を取り巻くパートナーと連携を緊密に図りながら推進していく考えを示した。

 

※写真=記者懇談会でサステナビリティとDEIB活動の重要性について語るJTBの山北栄二郎代表取締役社長