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MBDA、無人機へのブライムストーン・ミサイル統合を受注
MQ-9A武装型の英空軍プロテクターRG Mk.1に搭載
MBDAはこのほど、英空軍のプロテクターRG Mk.1(米ゼネラルアトミクス製MQ-9B武装型)遠隔操縦機にブライムストーン高精度攻撃ミサイルを統合する契約を受注した。プロテクターRG Mk.1は軽量のブライムストーン・ミサイルを兵装ステーション1ヵ所当たり3発搭載することができ、高速移動目標、運動目標(海上高速攻撃艇も初めて含まれる)と交戦することが可能となる。英空軍は既にリーパー無人機にブライムストーン・ミサイルを搭載しているが、プロテクターに代替することでより多くのブライムストーンを搭載することができるようになり、兵装ステーションは2ヵ所あるので、画像のように最大6発のブライムストーンを搭載可能となる。
この遠隔操縦機とミサイルの統合は、これまでに米国で実施されてきたリーパー/プレデターB航空機からのブライムストーンの発射試験成功に続くもので、英空軍でのプロテクターRG Mk.1の運用開始に間に合うよう統合を完了できる見込み。
なお、MBDAは2018年初頭に英国防省よりブライムストーンの能力維持プログラム(CSP)について4億ポンドの契約を受注しており、ミサイルを新製し、2030年以までミサイルの運用ライフを延長することを明らかにしている。
※画像=6発のブライムストーンを搭載したプロテクターRG Mk.1のイメージ図(提供:MBDA)