ウイングトラベル
★野球観戦がアメリカ旅行のけん引役に

MLB東京シリーズで対戦チームの観光局が集結
MLB東京シリーズの開催に合わせ、MLBとブランドUSA、対戦チーム(シカゴ・カブス、ロサンゼルス・ドジャース)の観光局が集まる旅行業界向けイベント「MLB東京シリーズ ツーリズム&ホスピタリティ・ショーケース」が開催された。日本人選手の活躍により、2024年のMLB観戦に訪れた日本人は、コロナ前の2019年比で311%増と急増。野球観戦がアメリカ旅行の牽引役となるなか、各観光局はスポーツ観戦を軸に、各都市や州ならではの観光資源や魅力を訴求した。
MLB観戦日本人はコロナ禍前の311%増 米国の国際観光客上積みにも貢献
隣国カナダとメキシコを除く、国際マーケットからの訪米渡航者数ランキングで、日本はイギリスに次ぐ2位の規模を誇っていたが、2024年は184万3879人と2019年比で49%、第5位となった。そんななか、ブランドUSA グローバル・トレード・ディベロップメント・ディレクター(アジア太平洋地区)スージー・シェパード氏によると、2025年2月単月は「日本から15万人以上の渡航があり、イギリスに次ぐ第2位となった」とのことで、順調な回復ぶりを見せる。
またコロナ後の日本マーケットの傾向として、野球観戦など「目的を持った旅行者」が積極的に渡航している点を挙げた。なかでも野球観戦を目的とした旅行者が8割を占めるロサンゼルスへの日本人訪問者数は、2024年に23万3978人に達し、19年比で72%と回復のペースが早く、野球観戦がアメリカへの旅行需要を牽引していることがうかがえる。
※写真=イベントの様子。MLBおよびブランドUSAをはじめ、MLB東京シリーズの対戦チームの観光局メンバーが一堂に会した