ウイングトラベル
★1月の主要旅行業者総取扱額は2304億円

海外旅行は17%増も、19年比で65%水準
観光庁が発表した主要旅行業者・グループ43社の1月の旅行総取扱額は2304億6284万円となった。前年同月比では3.0%増と回復基調を維持しているものの、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比では依然として28.1%減の7割台の水準だった。
内訳は、海外旅行の取扱額が前年同月比17.1%増の851億3500万円と伸びたが、19年比は34.6%減と65%水準にとどまっている。国内旅行は前年比5.8%減の1324億6900万円、外国人旅行は前年比23.2%増の128億5800万円となった。外国人旅行は19年比で4.1%増となり、インバウンド需要の高まりでコロナ前を上回っている。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱状況をみると、総取扱額は19年比で48.5%減の485億2250万円にとどまった。うち海外旅行は68.7%減の89億6000万円、国内旅行は39.6%減の393億7900万円、外国人旅行は55.5%減の1億8200万円となった。
総取扱人数は19年比46.9%減の117万247人。内訳は海外旅行が80.7%減の2万6109人、国内旅行が44.2%減の113万5632人、外国人旅行が75.4%減の8506人となった。海外旅行の取扱人数は、コロナ前の5分の1程度という厳しい状況が続いている。