WING
室蘭工大宇宙サークル、クラファンでロケット打上げ

自作エンジン搭載のハイブリッドロケット
室蘭工業大学公認の宇宙系サークル「SARD」がクラウドファンディングを開始した。「SARD」はハイブリッドロケット、CanSat、衛星という3つのプロジェクトに分かれて活動しており、今回のクラウドファンディングではハイブリッドロケットプロジェクトの一環として自作エンジンの開発と打ち上げを目指すもの。なお、クラウドファンディングの募集期間は3月31日まで。目標金額は123万円に設定した。
「SARD」では自作エンジンを搭載したハイブリッドロケットの打ち上げを成功させることにより、将来的には宇宙空間への到達を目指す計画。これまでに2度の燃焼実験に成功済みだ。
クラウドファンディングで集めた資金は、エンジンの製作費用や燃焼実験の経費、エンジンの燃焼実験を行うために室蘭から185km離れた植松電機まで移動するレンタカー代などに使用するとのこと。目標金額を超えた場合は、今後の自作エンジンの開発に充当するという。
プロジェクトマネージャーを務める島杏成さんは「自作エンジンプロジェクトは、かつてない挑戦としてHybrid Rocket projectの中核を成すもの。皆様のご支援が私たちにとって何よりの励みとなります!」と協力を呼び掛けた。
■クラウドファンディングの詳細
https://camp-fire.jp/projects/813750/view
※写真=大学公認サークルの「SARD」がクラウドファンディング。自作のハイブリッドエンジンを搭載したロケットの打ち上げを目指す(提供:室蘭工業大学)
※写真=目標金額は123万円。エンジン制作や試験などに使用する(提供:室蘭工業大学)
※写真プロジェクトマネージャーの島さん(提供:室蘭工業大学)