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スペースウォーカー、スペースプレーン開発・生産で南相馬市と協定

南相馬市通じ候補地選定やサプライチェーン構築を推進
東京理科大学発宇宙ベンチャーのSPACE WALKER(スペースウォーカー)は3月18日、有翼式再使用型ロケット(スペースプレーン)の生産について、福島県南相馬市と連携協定を結んだと発表した。
市による候補地選定やサプライチェーン構築支援などを通じて、スペースプレーンや各種部品の開発と、将来的な量産化を視野に入れた生産体制を構築。スペースウォーカーは、地域産業の活性化や人材育成の促進を図る。スペースウォーカーの眞鍋顕秀社長は、同日南相馬市産業創造センターで開いた調印式で、「南相馬市は宇宙関連産業が集積しているほか、ロケットの海上輸送もしやすく最適な場所だ」と強調。「日本の宇宙開発が海外に後れを取らないようこの地から業界を先導していくとともに、復興支援に貢献していく」と意気込んだ。
スペースウォーカーが開発を進めているスペースプレーンは、再使用型でありかつバイオメタンなどを活用することを視野に入れた「ECO ROCKET」だ。将来的に旅客を乗せた宇宙旅行や2地点間輸送サービスを展開する場合、その水平離着陸性能を活かし、既存の滑走路設備で運用することができるようにする。
※写真=調印式の様子
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