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2025.03.21

ウイングトラベル

★「マリアナ諸島リバイバルプロジェクト」発表

 日本人訪問客数2万人回復を目標に

 マリアナ政府観光局はこのほど、「マリアナ諸島リバイバルプロジェクト発表会-サイパン復活へ―」を東京都内のホテルで開催した。同発表会には、今年3月にマリアナ政府観光局マネージングディレクターに就任したジャマイカ・タイロン氏らが来日。日本でのプロモーションを手掛ける電通の石田悠氏、マリアナ政府観光局日本事務局長の萩野隆二氏とともに、2025年のプロジェクトについてプレゼンテーションを実施した。

 発表会では、昨年9月に日本事務局のパートナーとして任命された電通の石田氏が、マリアナ諸島リバイバルプロジェクトの概要を説明した。

 石田氏はまず、現在のマリアナ諸島の訪問客数の現状について説明した。  1997年のピーク時には45万人以上の日本人渡航者を迎えたマリアナ諸島だが、航空会社の減便などさまざまな要因で減少。コロナ禍を経た2024年の渡航者数は23万7487人となっている。

 そのうち韓国人マーケットは17万7943人と回復基調にある一方、日本人渡航者は1万2625人と依然として厳しい状況にあることを説明した。

 こうした背景を踏まえ、日本マーケットの需要喚起策として、石田氏は1914年~1944年の30年間にわたり、多くの日本人がサトウキビ栽培や製糖業に従事しながらマリアナで生活していた歴史に着目。第二次世界大戦を経た現在、日本人としてマリアナの復興に貢献できることがあるのではないかという視点から、「マリアナ諸島リバイバルプロジェクト」を立案した。

※写真=リバイバルプロジェクトの内容を発表した電通の石田悠氏