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JAL、永久劣後債と社債型種類株式活用を検討
日本航空(JAL)は3月19日、2025年度の財務施策として資本性資金調達を行い、永久劣後債と今後の社債型種類株式の活用を検討していることを発表した。既存株主を希薄化させることなく、将来の成長投資資金を確保し、柔軟な財務戦略と株主還元を拡充させたい考え。成長領域へ積極的に投資することで、中長期的な企業価値向上を実現させる。既存の劣後ファイナンスの返済を確実なものとして、自己株式取得を含めた早期株主還元の拡充を図る。
JALは永久劣後債、社債型種類株式を選択する理由について、普通株式が希薄化せず、株主へ配慮した資金調達が可能なためだとした。資金調達手段を多様化するとともに、社債型種類株式では、より長く、より多くの投資家と関係を構築できるとした。