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JAL中計ローリングで最終EBIT2000億円達成へ

機材更新で国際線規模拡大、28年度2300億円も
日本航空(JAL)の鳥取三津子社長は3月19日、グループの中期経営計画ローリングプランについて会見し、今年度通期は予想通りEBITが1700億円を達成する見込みにあることを明らかにした。さらに、旺盛な海外需要を取り込み、国内線の収益性改善を図った上で、マイル・ライフ・インフラ領域の拡大などに取り組むことによって、中期経営計画の最終年度となる2025年度には2000億円の達成を目指す考えを明かした。さらにその後、低燃費機材の導入を加速化させて国際線の事業規模を拡大し、28年度にはEBIT2300億円の達成を目指すとした。
これまでJALでは、コロナ禍後の環境変化にも対応するように機材の刷新を進めて持続可能なネットワークを構築し、貨物専用機の導入による社会問題の解決を目指すなど、事業構造の改革を進めてきた。ESGを最上位の戦略に位置付けて、今年度目標のEBIT1700億円達成を見込む。
その上で25年度には、LCCやマイル・ライフ・インフラを成長のドライバーとして利益を拡大させ2000億円のEBIT達成を図る。
※この記事の概要
・国内用737-8を17機追加、計38機に
国際線A350と787集約、ZIPで787-9を10機導入 など