ウイングトラベル
★旅行産業経営塾、第13期生39名が晴れて卒塾

今年5月開講の第14期は初めて大阪で開塾
旅行産業経営塾はこのほど、東京・霞ヶ関の全日通霞ヶ関ビル大ホールで2024年度の第13期生卒塾式を開催した。第13期は41名の入塾者のうち39名が卒塾を迎え、旅行業界の未来を担う人材として新たな一歩を踏み出した。
同塾の原優二塾長は式辞で、「皆さんで卒塾生のネットワークを大いに活用してほしい。現在卒塾生は約500名にのぼり、この産業を共に良くしていくための貴重な人脈となる」と述べた。また、「自分の仕事を再度捉え直し、キャリアを積み上げて70歳くらいまで生き生きと働き、旅行産業で活躍してほしい」と卒塾生に期待を寄せた。
原塾長はさらに、世界情勢の見方についても言及。「フランスの人類学者エマニュエル・トッドの著書『西洋の背後』が指摘するように、私たちが見てきた世界観は実際と異なる面がある。コロナ禍で視野が狭まりがちだが、より広い視野で世界を見て、自分の位置をしっかり確認してほしい」と強調した。さらに、「目先の利益ではなく、大きな視点で将来を考え、この1年間で学んだことを実際に活かす時がきた」と激励した。
来賓として祝辞に立った日本旅行業協会(JATA)の蝦名邦晴理事長は、「1年間、仕事をしながら週末などの時間を使って学び、議論し、様々な視点でこの旅行・観光産業の将来を考え、成果をまとめられたことは素晴らしい」と卒塾生を称えた。
また、「旅行産業を取り巻く環境は大きく変わっている。デジタル、AI、ウェルビーイングといった新しい概念が登場し、従来のビジネスモデルが変化している。こうした中で、皆さんのフレッシュな感覚で世の中の動きを捉え、ビジネスに活かしてほしい」と述べた。
蝦名理事長は「経営者の立場になると、10年、20年先を考えてビジネスを展開することが求められる。そのためには、現場をよく見ること、世界を見ること、顧客のニーズを理解すること、人の意見をよく聞くことが大事だ」と指摘。「今回形成されたネットワークは大変貴重なもの。様々な会社や異業種の方々とのつながりは、思わぬところで次の仕事に結びつくことがある。小さなコンタクトでも維持していくよう努力してほしい」と伝えた。
卒塾生を代表して挨拶したエイチ・アイ・エス(HIS)の戸澤瑛氏は、「この1年は挑戦と変化の年だった。毎月の講義や合宿、卒業論文の作成を通じて、旅行産業の未来について深く考えることができた」と振り返った。
※写真=旅行産業経営塾第13期生卒塾式の記念撮影