WING
噴火影響、降灰量2ミリ以上で滑走路など除灰必要

0.2~0.4ミリで運航間隔協議、政府有識者検討会
内閣府の首都圏における広域降灰対策検討会(座長:藤井敏嗣東京大学名誉教授)がまとめ、去る3月21日に公表した同検討会の報告書では、降灰量30センチ以上の場合、「原則避難」ということが明記された。この報告書のなかで航空分野については、降灰量が2ミリ以上になると、空港管理者は滑走路や誘導路の除灰作業が必要になると指摘。除灰までの間、滑走路の利用が困難となることなどが想定されるとした。
報告書では降灰が発生すると、滑走路などのマーキング視認が次第に難しくなる0.2ミリ~0.4ミリの降灰で離着陸間隔や航空機運用について関係者間で協議を開始することを見込む。さらに降灰が増え、0.4ミリ~2ミリになると滑走路や誘導路の除灰が検討され、2ミリ以上になると滑走路の除灰が必要とした。
※写真=富士山が噴火すれば広域避難なども想定される事態に。航空機の運航も各地で制限されるだろう(提供:環境省インターネット自然研究所)
お試し価格で全文公開中