新設の統合作戦司令部、3自衛隊一元的に指揮

　南雲司令官「平素から有事まで的確に対応」

　防衛省は3月24日、陸・海・空自衛隊を一元的に指揮する新たな組織「統合作戦司令部（JJOC）」の編成完結式・記念行事を行った。トップとなる統合作戦司令官は3自衛隊の幕僚長と同格で、統合幕僚副長だった南雲憲一郎空将が就任した。会見で南雲空将は、JJOCの任務が「平素から有事に至るまでシームレスに、事態に的確に対応することにある」と述べた。さらに防衛大臣の指揮の下、任務・責任・役割を的確に果たして「より精強で健全な部隊を不断に追求していく」と述べて、新設の部隊として新たな歴史を着実に歩んでいくとした。
　JJOCは平素から有事まで自衛隊を一元的に指揮する司令部。編成完結式では、南雲司令官が中谷元防衛大臣から司令官旗を受け取り、JJOCが正式に発足した。市ヶ谷を拠点に、約240人の規模でスタートすることとなった。

※写真＝約240人で発足した統合作戦司令部