ウイングトラベル
★JTB・JAL、訪日外国人の地方周遊促進で共創

万博契機に地域の観光資源を活かすツアー造成
JTBと日本航空、JALグループのジェイエア(J-AIR)、日本エアコミューター(JAC)の4社は、都市部に集中する訪日外国人観光客を日本各地へ分散させ、地域活性化を促進する画期的な共創プロジェクトを始動する。
第1弾として、JTBとJALは2025年大阪・関西万博を訪問する外国人旅行者をターゲットに、開催地の大阪・関西圏での滞在に加え、JALグループのJ-AIRやJACが運航する大阪伊丹空港発着の国内地方路線を利用する特別ツアーを3月25日より販売開始した。今後も第2弾として商品ラインナップをさらに拡充していく。
オーバーツーリズムの課題解決に向け、訪日外国人の利用率が低い国内地方路線を積極的に活用し、日本各地に点在する多様な文化や豊かな観光資源、地域の隠れた魅力を体験できるツアーを開発する。外国人観光客の地方分散化を促進するとともに、地域経済の活性化や雇用創出にも貢献していくとしている。
共創プロジェクトでは、JALグループは国内線予約システムを柔軟に運用し、訪日客の地方誘客をスムーズに行う体制を構築。一方、JTBは各地の魅力ある観光素材を織り込んだ周遊型旅行商品の造成・販売を担当する。