ウイングトラベル
★航空輸送統計暦年、際・内利用率が10年間で最高

国際旅客の回復一歩及ばず、国内はコロナ前以上
国土交通省は2024年暦年(1~12月)の航空輸送統計をまとめ、本邦航空運送事業者による国際航空輸送の旅客数が前年比24.5%増の2022万人で利用率が1.9ポイント上昇した79.8%、国内定期航空輸送の旅客が2.9%増の1億702万人で利用率2.8ポイント上昇の77%になったと発表した。コロナ禍によって落ち込んでいた旅客は順調な回復を見せ、過去10年間で利用率が国際線・国内線ともに最高となった。
国際線輸送の旅客数は人ベースが前年比24.5%増の2022万人、人キロベース17%増の994億232万人キロで、利用率が79.8%になった。これはコロナ禍前の19年と比べると、人ベース323.1万人減、人キロベース56億7200万人キロ減、利用率1ポイント増となり、旅客数は一歩及ばなかったが航空各社の需給調整などによって利用率はコロナ前を上回った。過去10年で旅客が最も多かったのは19年だったが、利用率は18年の79.7%が最高だった。
※写真=24年の国際旅客は著しい回復、国内はすでにコロナ前以上の水準に