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川崎重工、警察庁に最新ヘリ2機納入

川崎重工業は3月27日、警察庁に最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を 2 機納入したと発表した。警察庁への同機体納入は今回で3・4機目。機動性や高速性、高視認性に優れる。警察用ヘリとしてパトロールや事故現場・災害危険個所の調査を行うだけでなく、災害発生時の情報収集や捜索救助などでも役立つ。
ストレッチャーなどの搬出入が容易な後部の観音開きカーゴドアや、フルフラットフロアを備える。無駄のないキャビンスペースと、高高度における高いホバリング能力もあり、使い勝手が良い。先端の電子機器を搭載したことで安全性能の向上とパイロットの負荷低減も達成しており、最新式のメインローター・システム(5枚ブレード・メインローター)による低振動化や整備性の向上なども実現した。
BK117 ヘリコプターは、欧州のエアバス・ヘリコプターズ社と川崎重工が共同開発した中型双発機。救急医療、消防、防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送など幅広い場面で用いられている。
※写真=最新型ヘリのD-3(提供:川崎重工)