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2025.03.31

ウイングトラベル

★JAL、羽田で業務連絡バスの顔認証など実証実験

 NECの認証技術で運転手の付帯業務自動化へ

 日本航空(JAL)は3月17日、日本電気(NEC)と羽田空港整備地区で業務連絡バスの自動運転業務システムや顔認証乗車システムの検証を開始したことを発表した。グループ社員が関連施設間の移動で利用している業務連絡バスの一部区間で、自動運転レベル2の運転支援車を運行し、ドライバーの付帯業務の自動化・省人化を目指す。
 この実証実験はTIER IV社の「Minibus」を使って3月24日まで行う予定。NECの高い認証精度を持つ顔認証技術を活用して顔認証乗車システムを構築するとともに、遠隔見守りシステムを活用した走行状況の確認をリアルタイムで行って、安全を確認する。さらに同社の学習型メディア送信制御技術によって、電波環境の悪いエリアでも安全の確認を途切れることなく行う。搭乗するJALグループ社員は、専用アプリケーションで乗車予約し、顔認証による本人認証を行ってから乗車する。

 

※写真=この度の実証で行う運行車両と、顔認証による乗車のイメージ(提供:JAL/NEC)