★今年も「平日に泊まろう！キャンペーン」実施

　JATA、旅行需要の平準化で旅の満足度向上

　日本旅行業協会（JATA）は、旅行需要の平準化による混雑緩和と満足度向上を目指し実施してきた「平日に泊まろう！」キャンペーンを2025年度も継続実施することを発表した。このキャンペーンは、土日や連休への需要の集中や特定地域での訪問客の増加、観光地の混雑といった課題解決の一助として、平日への需要の平準化による総需要拡大と旅の満足度向上を目指す。さらに政府や地方自治体が推進する「休み方改革」や「ラーケーション」のムーブメント醸成も図っていきたい考えだ。
　3月27日の定例記者会見で説明したJATAの野浪健一国内旅行推進部部長は「インバウンドを含めた国内旅行の需要が伸び、一部でオーバーツーリズムという課題も挙がっている中で、混雑を避けて、ゆっくりのんびり旅を満喫してもらいたいという目的だけでなく、世界標準より遅れを取っている日本の休暇取得促進の動きを作るきっかけになればいいと思っている」という考えを示した。

※画像＝4月1日から「平日に泊まろう！キャンペーン」がスタート