★HIS、2月の旅行総取扱額は334.5億円

　海外旅行は前年比10.4%増、国内4.3%増

　エイチ・アイ・エス（HIS）が発表した2月のグループ6社の旅行取扱高は前年同月比9.6%増の334億5600万円となった。海外旅行は10.4%増の269億1900万円、国内旅行は4.3%増の55億9300万円、訪日旅行は23.2%増の9億4300万円となった。
　海外旅行は春旅応援キャンペーンと題した割引企画を展開し、4～6月出発の取り込み強化を図った。取扱高についてはアジア方面がけん引しており、特に台湾が24.3%増となった。また、欧州方面は添乗員同行のイタリア、フランスツアーが学生を中心に卒業旅行のニーズがあったことに加え、トルコ、エジプト方面が好調で、15.8%増となった。
　国内旅行に関しては大阪・関西万博関連の商品販売に注力した。取扱高においてはスキー&スノーボード関連の商品は前年並みを維持。また、山形県の蔵王樹氷と銀山温泉に行く宿泊バスツアーが売上・送客ともに好調に推移した。
　訪日旅行については、北米からの団体旅行受客が好調に推移し、37.8%増と好調に推移した。個人旅行に関しては関東発で長野県にニホンザルを見に行く「スノーモンキーバスツアー」がオーストラリアやアメリカ、欧州、アジアなど幅広い国と地域の訪日旅行者から好評を得ており、約2倍の取扱高となった。