オリックス、万博会場内バーティポート竣工

　2機分の駐機スペース備えた空クル用離発着場

　オリックスと2025年日本国際博覧会協会は3月28日、開催が間近に迫った大阪・関西万博会場内に、空飛ぶクルマの離発着施設「EXPO Vertiport」を竣工した。万博会場の北西に位置する「モビリティエクスペリエンス」にバーティポートを開設した。ポートを整備したオリックスが同ポートを維持管理するほか、万博終了後には撤去することになる。
　「EXPO Vertiport」は国土交通省航空局が策定したバーティポート指針に沿って整備された．気象庁、環境省などといった関係機関が様々なデータを収集することが可能な設備を設置し、万博後の社会実装に向けたデータを収集する。もちろん、万博会場という世界的な耳目を集め、かつ直接、大勢の人の目に触れる場所に整備されたことから、空飛ぶクルマの社会受容性向上に繋がる大きな役割を果たすことが期待できそうだ。
　「EXPO Vertiport」の敷地面積は7944.39平米（約2400坪）。昨年8月19日に着工し、今年3月28日に竣工した。着陸帯、エプロン、駐機場、格納庫、空飛ぶクルマの充電機器、事務所棟などの施設を備えた。

※写真＝オリックスらが万博会場内に整備した「EXPO Vertiport」