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2025.04.02

WING

川崎重工業、明石工場の将来構想・再編が再始動

 将来は高度化技術のマザー工場に

 

 川崎重工業航空宇宙システムカンパニー航空エンジンディビジョンでは、本拠地である明石工場の将来構想・再編計画を進めてきた。しかしながら、PW1100G-JMエンジンのコンタミ問題の発生で同構想は一旦、立止ることを余儀なくされてしまった。
 同ディビジョンエンジン生産総括部の松崎祐司総括部長(理事)は「ちょうど1年前の今頃は、ゼロ・リセットされた状態だった」ことを振り返りつつ、現在は「エンジン整備事業や新たな取り組みを織り込みながら、工場再編はすでにスタートしている。全体を微修正しながら再スタートしたところ」と話し、コンタミ問題への対応が深化し、かつ業績が回復してきたことなどを背景に、明石工場の将来構想・再編計画が再始動したことを明らかにした。
 実はコンタミ問題、さらにはパンデミック発生以前から長い時間をかけて明石工場の将来像・再編の青写真を描き続けてきた航空エンジンディビジョン。「あとは時間軸上に1期工事、2期工事、そして3期工事と、どのように再編スケジュールを落とし込んでいくかという段階で、足下で1期工事がスタートしている」とのことで、今後はこれまでに固めた絵図・プランに従って作業を推進していく構え。
 そうしたなか松崎総括部長は「我々にとって最大の課題は、工場の歴史が長く、場合によっては戦前からの建物を活用していることだ」と説明。「エンジン部品の品質を維持・向上していくためには、温度管理・工場環境を一層整えていくことが非常に重要な観点となる」とし、「まずは老朽化した工場を効率化しつつ、再編して新しい工場を整備することが大きな取り組みとなる」ことを明かした。

 

※写真=明石工場の将来構想が再始動。高度な技術のマザー工場となっていく絵姿を描く

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