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2025.04.02

WING

USSピンクニー、極超音速標的の防御試験に成功

 ロッキード・マーティンは去る3月25日(現地時間)、米海軍の「USSピンクニー」(DDG 91)が、ハワイ州カウアイ島で、高度極超音速準中距離弾道ミサイル(MRBM)の標的に対する探知・追跡・交戦試験「フライトテスト・アザー40(FTX-40)」を成功裏に終えたことを発表した。

 

※写真=極超音速標的の探知・追跡・交戦試験に成功したUSSピンクニー(提供:ロッキード・マーティン)

 同試験では、模擬のSM-6ブロックIAUを使用。FTX-40では新たなターゲットと模擬のミサイルが導入され、弾道ミサイル防衛(BMD)飛行試験ミッションにおいて、最新のイージスソフトウェアを仮想された環境で運用することに成功した。
ロッキード マーティンのマルチドメイン・コンバット・ソリューション担当バイスプレジデントのチャンドラ・マーシャル氏は「我々のイージス戦闘システムは、模擬の極超音速の脅威に対する防御に成功した。イージスベースライン9の極超音速防衛能力は、MRBMに対する防御に優れた能力を発揮し、戦闘員が見えない脅威を早期に察知することで迅速に対応できることを保証する」とコメントするなど、今回の実証試験成功を喜んだ。