WING
ispace米国法人、アドバイザリーボードを新設

惑星科学者アラン・スターン博士が委員長
ispaceは4月1日、同社米国法人が、惑星科学者のアラン・スターン博士を委員長とする「米国ルナ・サイエンス・アドバイザリー・ボード」(US LSAB)を創設したと発表した。宇宙産業の著名人の専門知識を活用し、アイスペースの米国市場における競争力を強化させると共に、科学的能力を戦略的に向上させる狙いだ。
US LSABは、科学的な月探査、技術開発、戦略的パートナーシップ、事業戦略、社会経済的評価など多岐にわたるテーマについて、提言をアイスペースに対して行う。月と地球を1つのエコシステムとする経済圏の創出を目指す長期ビジョン「Moon Valley 2040 構想」の実現に向け、取り組みを加速する。
スターン博士は元米航空宇宙局(NASA)の副長官で、冥王星とカイパーベルトを探査するNASAニュー・ホライズンズ・ミッションの主任研究員を務めた。「タイム100」誌の「最も影響力のある100人」に2度選出され、現在は主に航空宇宙コンサルティング業務に従事している。
※写真=アラン・スターン博士(提供:ispace)