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2025.04.04

ウイングトラベル

★今年のGW総旅行者数は2345万人

 JTBまとめ、日並び影響で前年同期比6.9%減

 

 JTBは今年のゴールデンウィーク(GW)期間(4月25日~5月7日)の旅行動向見通しについてまとめた。それによると今年のGWの総旅行者数は前年同期比6.9%減の2345万人、総旅行消費額が3.9%減の9855億円になると予測した。海外旅行は国際線の回復や需要促進キャンペーンなどの効果で旅行者数が10.0%増の55万人を見込む。ただ、コロナ禍前の2019年との比較では54.8%の水準となっている。一方国内旅行は物価高や混雑を避けて旅行時期をずらす動きが見られることから、旅行者数は7.2%減の2290万人になると予測した。

 

 混雑回避で旅行時期が分散傾向
 若年層の旅行意欲低下傾向高まる

 

 今年のGWは5月3日~6日は4連休となっているものの、4月後半が飛び石連休となっている。4月30日、5月1日、2日を休みとすると最大11連休となる日並びとなっている。
 このためJTB調査によるとGW期間中の旅行について「行く(たぶん行くを含む)」と回答した人は20.9%となり、前年から5.6ポイントの減少となった。また、性年代別で見ると、すべての世代で旅行意欲が低下。特に年齢の低い層ほど低下傾向が強く、男性で最も意欲の高い29歳以下は33.9%となり、前年から6.6ポイントの減少、女性で最も意欲の高い29歳以下は31.5%となり、8.2ポイントの減少となった。
 旅行に行かない理由としては45.9%がGWは混雑すると回答。以下、旅行費用の高さや家計に余裕がないことを理由に挙げる人が多かった。
 また、GWに旅行に行くと回答した人に旅行に対する考え方について質問したところ、昨年より遠方へ旅行したいと回答した人が前年より1.5ポイント増の15.4%となった。また日数については増やすと回答した人と減らすと答えた人の差が前年より減少する結果となった。

 

※表=2025年GW旅行動向推計数値(JTB発表資料より)