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エアバス・ヘリ、2018年総受注413機と18%増に
新型機H160も15機受注、引渡し機数は356機
エアバス・ヘリコプターズはこのほど、2018年中に顧客に対して356機を納入したことを発表した。一方、累計受注数は413機(NH90と川崎重工受注分を除く純受注は381機)を獲得。納入が始まっていない新世代ヘリコプターH160を15機受注したほか、小型双発のH135/H145ファミリーは148機を受注している。引き続き世界の民間および官公庁市場のマーケットリーダーとなっており、防衛市場でもH225MやH145Mなどの受注でシェアを拡大している。なお、2018年末現在の受注残数は717機に増加したという。
スーパーピューマ・ファミリーでは軍用機仕様のH225M、民間および官公庁市場での新規オペレーター開拓と追加受注でその多用途性能を実証した。共同生産軍用機種のNH90も好調でカタールより28機を受注、スペインからは23機の追加契約で選定されている。
※写真=昨年ウクライナ内務省に引渡されたH225救難捜索型ヘリコプター(提供:エアバス・ヘリコプターズ)