JAL、大阪・関西万博開催へビジョンブック発表

　持続可能な社会を共通の目標に未来の空描く

　日本航空（JAL）は4月9日、大阪・関西万博の開催に向けて万博ビジョンブックを発表し、3つの目標として①空の移動をもっと身近にするために、②日本各地への人流目的を生み出すために、③地域の魅力を発信し、新たな人流を創出するために――を掲げ、万博が目指す持続可能な社会と一致するJALのビジョンの実現を目指す。
　万博開催日の13日から、JALは会場内で空飛ぶクルマに関連する展示を行う。国内の豊富な観光資源にスポットを当てるため「JAL×GUNDAM FLY TO THE FUTURE PROJECT」に取り組み、人を突き動かす“きっかけづくり”に取り組む。さらに大阪の中心エリア以外にも周遊を促す取組みに力を入れて、日本の食文化の多様性を発信する。万博ビジョンブックで鳥取三津子社長は、万博の開催の場が「新たな希望を体現する契機」だと捉え、「JAL FUTURE MAP」が描いた未来を大阪・関西万博の展示を通じて体感してほしいと、メッセージを示した。

※図1＝展示するイマーシブシアターのイメージと案内するスタッフ（提供：JAL）